はじめに:線分図で算数の苦手を克服!
娘は算数の速さの問題や年齢算、仕事算など、特殊算と呼ばれる問題が苦手で、特にその原因となっているのが線分図を書くのが苦手なことです。公式を覚えているのにうまく使えないのは、問題を正しくイメージできていないからではないかと思いました。
そこで今回、「天才ドリルシリーズ 文章題最強解法メソッド まるいち算」というテキストを使い、線分図を正確に書けるようにするための取り組みを始めました。
「まるいち算」とは?その考え方と特徴
まるいち算とはどんな解法?
「まるいち算」とは、「ある一定の量を1(まるいち)とおく」という考え方に基づいた解法です。この方法を使うことで、比の概念を活用しながら文章題を解くことができるようになります。
たとえば、速さの問題や旅人算、仕事算、つるかめ算など、さまざまな特殊算に応用できるため、個別の公式を暗記しなくても、1つの考え方で幅広い問題に対応できるというメリットがあります。
なぜ「まるいち算」が娘に合っていたのか?
これまでは「速さには速さの公式」「つるかめ算にはつるかめ算の公式」といったように、個別の解法を覚えさせていました。しかし、娘の場合、公式を覚えていてもそれを使いこなせず、新しい問題に出会うたびに混乱してしまうことが多かったのです。
一方、「まるいち算」はすべての問題を比の考え方に統一して解くことができるため、さまざまな問題を整理しやすく、娘にとっても取り組みやすいと感じました。
線分図を書くメリットとは?
時間を短縮し正確に解けるようになる
算数の問題を解く際、試験本番では時間が限られているため、「図を書く時間が惜しい」と思うかもしれません。しかし、図を書くことで問題の構造が明確になり、結果的に正確に解答を導けるので、トータルで見れば時間を短縮する効果があります。
問題をイメージしやすくなる
文章題の多い中学受験算数では、線分図が大きな助けになります。図を書くことで「何が分かっていて、何が分かっていないのか」がはっきりするため、問題の全体像をつかみやすくなるのです。
「まるいち算」で線分図を学び始めた娘の挑戦
徐々にレベルアップするテキストの構成
購入した「まるいち算」のテキストは、最初は簡単な問題から始まり、徐々に難易度が上がっていく構成になっています。問題が進むにつれ、線分図も複雑になっていきますが、少しずつ「図を書く力」が身についてきました。
分からない箇所を見つける習慣をつける
線分図を書く際、娘に「何が分からなくて、図に表せないのかを考えるように」と促しています。最初は分からないことにすぐ解答を見たがる癖がありましたが、「その前に一度考えてみる」習慣をつけることを目標にしています。
線分図を書く力を伸ばす工夫
解答を見る前に「考える癖」を意識
「分からない→すぐ解答を見る」という流れにならないように、解答を見る前にしっかり考えさせるよう心がけています。どこが分からないのかを整理し、まず自分で試してみることが重要です。
線分図を書きながら試行錯誤する
複雑な問題では、最初に書いた線分図が間違っていることもあります。そんなときも「間違いを修正しながら書き直す」ことで、考える力を養うようにしています。「正確に書くこと」よりも「試行錯誤しながら考える力をつけること」が大事だと思っています。
実際に取り組んで得られた成果
線分図を書くスピードと正確性が向上
娘は最初、線分図を書くことに時間がかかりすぎていましたが、テキストに取り組むうちに、少しずつスピードと正確性が上がってきました。線分図を書くことで、問題の構造を把握する力がついてきたのが分かります。
比の理解も深まる
「まるいち算」を活用することで、比の概念を活かした問題にも対応できるようになりました。これまで苦手だった速さや仕事算の問題にも少しずつ取り組めるようになり、娘の成長を感じています。
線分図を学ぶ今後の目標
継続して「線分図の達人」を目指す
線分図を使って問題を解くことが日常になりつつありますが、まだまだ完璧ではありません。今後もテキストを活用しながら、より複雑な問題にも対応できる「線分図の達人」を目指していきたいと思います。
線分図を書くことを楽しむ工夫
娘が楽しく取り組めるよう、1日1問のペースで無理なく続けられる工夫をしています。また、「今日はどんな図が書けたかな?」と話すことで、少しずつ自信をつけてもらうようにしています。
まとめ:まるいち算で算数の苦手を克服しよう!
今回、「まるいち算」を使って線分図を書く練習を重ねることで、娘は少しずつ算数の苦手を克服し始めています。線分図を書くことが当たり前になると、問題の理解が深まり、スピードや正確性も向上することを実感しています。
線分図を書く力は、算数だけでなく論理的思考力や問題解決能力にも繋がる大切なスキルだと思います。中学受験を控えているお子さんにも、この「まるいち算」の考え方をぜひ取り入れていただきたいです!
コメント