こんにちは!今回は「中学受験に向けた1週間の学習スケジュールの立て方」について、我が家の体験を元にお話しさせていただきます。受験勉強のスケジュール管理は、とても大事なポイントだと感じていますが、最初の頃はかなり悩みました。
娘は小5の夏から受験勉強を始めたため、周りのお子さんたちに比べてスタートが遅い状況でした。そういった中で、効率的に勉強を進めるためにはどうしたらいいのか、試行錯誤してきました。この記事では、あくまで私たちの家庭での経験をもとに、スケジュールの立て方や改善してきた点をお伝えしたいと思います。
1. スケジュールを立てる上で感じた悩み:時間の足りなさと基礎の不安
初めにスケジュールを立てた際に一番の悩みだったのは、「時間が足りない」ということでした。娘は小5の夏から本格的に中学受験の勉強をスタートしたため、周りの受験生に比べて少し出遅れていると感じていました。そのため、その週に塾で習う単元をしっかり学習する必要がありましたが、それに加えて通塾前に学んでいない基礎的な単元も補っておきたいという思いがありました。
ですが、両方を1週間のスケジュールに組み込もうとすると、どうしても時間が足りなくなってしまい、全てを満足にこなせないことが続きました。特に、娘が苦手な算数では、授業内容を理解しながら、過去の基礎単元を復習する時間も確保しなければならず、学習の漏れや偏りが出てくることが心配でした。
2. 塾の先生に相談して得たアドバイス:「スパイラル方式」に頼ることも考慮
この悩みをどう解決すべきか迷った結果、娘の塾の先生に相談しました。先生からは、「まずは授業で習う単元を優先して学習してほしい」というアドバイスをいただきました。その理由は、塾ではスパイラル方式という学習法を採用しているからだと伺いました。
スパイラル方式とは?
先生のお話によると、スパイラル方式とは、同じ単元を何度も繰り返し学習しながら、少しずつ理解を深めていく手法とのことでした。つまり、1回の授業で全てを完璧に理解しなくても、後で再びその単元に戻ってくる機会があるので、焦らずに今は授業内容をしっかり押さえておけば良い、というアドバイスでした。
このお話を聞いて、「授業内容を優先する方がいいのかな?」と思い始めましたが、やはり基礎ができていない部分を残したままでいいのかという不安は拭いきれませんでした。特に算数などの重要な科目で、基礎がしっかりしていないと後々大きな負担にならないか、心配でした。
3. 試行錯誤して改善したスケジュール:柔軟な対応が必要だと実感
スケジュールを立てて進めていくうちに、私なりに感じたのは、最初に立てたスケジュールが必ずしも完璧に機能するわけではないということでした。最初の頃は、とにかく必要な学習内容を詰め込んだスケジュールでしたが、やはり時間が足りずに計画が崩れてしまうことが多かったです。
そこで、毎週スケジュールを見直して、娘の学習ペースや進捗に合わせて少しずつ改善していくことが大切だと感じるようになりました。スケジュールは立てっぱなしにせず、ブラッシュアップしていくことで、娘に合った学習計画を徐々に作り上げることができました。
我が家で行ったスケジュール改善の例:
- 朝学習の工夫
朝はどうしても頭が働きにくいという娘の特性を考慮し、負担の少ない得意科目を組み込むことにしました。具体的には、娘は漢字の練習が得意だったので、朝は短時間で漢字をこなすことから始めるようにしています。これにより、1日の勉強へのハードルが低くなり、取り組みやすくなりました。 - 塾の宿題の進め方
娘は、時間があるとついダラダラしてしまう性格です。そこで、塾に行く直前の1時間に宿題をまとめてやるようにスケジュールを組みました。限られた時間で宿題を終わらせることに集中させることで、短い時間でも効率良く仕上げられるようになったと思います。 - 就寝前の暗記
暗記は、夜のリラックスした時間に行う方が娘に合っていると感じたため、理科や社会の暗記項目を就寝前の時間に組み込みました。このタイミングで覚えると、翌朝には記憶が定着していることが多く、娘も暗記が苦手ではなくなってきたように感じています。
4. 基礎が不十分なことへの不安は今でもあります:皆さんはどうしていますか?
スケジュールを改善していく中で、少しずつ学習ペースが整ってきましたが、やはり基礎が不十分な状態で先に進むことに対する不安は消えません。スパイラル方式で繰り返し学習できるとは言え、重要な基礎部分が欠けたままで良いのか、今後の影響が気になってしまいます。
特に算数の苦手単元や、理科や社会の基礎知識が定着していないと、後々困るのではないかと考えています。こういった不安がある中で、他の家庭ではどうやってスケジュールを工夫しているのか、とても気になります。
皆さんはどう対応されていますか?
中学受験を経験されている他のご家庭でも、同じような悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?私もまだ試行錯誤中ですが、他のご家庭の工夫を参考にしたいと思っています。
5. 定期的にスケジュールを振り返り、調整することの大切さ
スケジュールを立てたとしても、必ずしもその通りに進むわけではありません。むしろ、進まないことの方が多いかもしれません。我が家では、毎週日曜日にその週のスケジュールを振り返り、どの部分が上手くいってどこが改善の余地があるかを考えています。この振り返りを行うことで、次週の計画に活かし、少しずつスケジュールを娘に合わせて調整しています。
振り返り時のポイント:
- 進捗確認:計画通りに進めた部分と、時間が足りなかった部分を整理します。
- 時間配分の見直し:各教科に適切な時間を割けているかどうか確認し、苦手な科目にはもう少し時間を増やすなどの調整を行います。
- 体調や疲れのチェック:疲れが溜まりすぎていないか、無理のないペースで進められているかを確認し、必要に応じてスケジュールを調整します。
スケジュールは柔軟に対応できるように立てることが重要だと感じました。完璧な計画を立てようとするのではなく、その時々に合わせて調整しながら進めることが、子どもにとっても負担にならない方法ではないかと思っています。
まとめ:スケジュールはあくまで柔軟に、子どもに合った方法を見つけることが大事
今回の記事では、我が家が1週間の学習スケジュールを立てる上で、悩みながらも改善してきた過程をお伝えしました。時間が足りない中で、基礎をどう補うか、塾の授業を優先するべきか、色々と悩みましたが、最終的にはスケジュールを柔軟に見直しながら進めていくことが大切だと感じています。
スケジュールを立てる際には、完璧を目指すよりも、子どもの状況に合わせて調整していくことが成功のカギかもしれません。皆さんのご家庭でも、無理のないスケジュールを作りながら、少しずつ最適な方法を見つけていっていただければと思います。
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