1. はじめに:中学受験勉強の本格スタート
娘が本格的に中学受験に向けて勉強を始めたのは、小学5年生の夏期講習からでした。受験の勉強は初めてのことで、スタート当初は偏差値35と、一番下のクラスでのスタート。それでも、本人の努力と周りのサポートで3ヵ月後の組み分けテストでは偏差値48まで上げ、一つ上のクラスに昇格することができました。
この3ヵ月の過程は、決して簡単ではありませんでしたが、振り返ってみると娘なりの成長や工夫が見えてきます。今回は、その期間の勉強法や生活の変化についてお話ししたいと思います。
2. 偏差値35スタート:夏期講習での勉強の始まり
夏期講習は、娘にとって本格的な中学受験勉強のスタートでした。それまで学校の授業以外では特に勉強していなかった娘が、1日中勉強する生活に慣れるのは簡単ではありませんでした。
2-1. 授業時間が長い
夏期講習では、朝から夕方まで長時間の勉強が続きます。娘も最初は集中力を持続させるのに苦労していましたが、少しずつ長時間の授業に慣れていきました。
2-2. 勉強習慣の確立
夏期講習の授業が終わった後も、自宅での復習を少しずつ進めるようになりました。これまでは自宅での勉強習慣がほとんどなかったので、最初は短時間の復習から始め、無理のないペースで勉強時間を増やしていきました。
2-3. 得意科目と苦手科目の発見
夏期講習を通して、娘は自分がどの科目が得意で、どの科目が苦手かを意識し始めました。特に算数が苦手だったので、夏休み中は重点的に算数に取り組むことにしました。
3. 勉強時間の工夫:受験勉強開始が遅れたからこその努力
塾の先生からは、「5年生の段階では、土日まで一日中勉強することは不要」というアドバイスを受けました。しかし、我が家では受験勉強を始めた時期が遅いことを考慮し、予定がない休みの日はできる限り勉強に時間を充てるようにしました。
3-1. 朝学習の導入
平日はなかなか勉強時間が確保できないことが多いため、我が家では朝学習を取り入れました。毎朝6時半から1時間ほどの勉強を登校前に行っています。娘にとっても、朝の静かな時間に集中して取り組むことができるため、特に計算問題や暗記系の課題を朝学習に組み込んでいます。
3-2. 土日の勉強時間の確保
土日に関しては、塾の先生のアドバイスを参考にしつつも、受験勉強開始が遅れたことを踏まえ、予定がない日はできる限り勉強時間を確保しました。もちろん無理はさせないように気を付けながらも、娘自身も「勉強が必要だ」という気持ちを持って、積極的に取り組んでくれています。
3-3. 集中とリフレッシュのバランス
勉強に集中できる時間を意識しつつ、休憩を適度に挟むようにしています。ポモドーロ勉強法のように、25分集中して5分休憩を挟む方法も試してみて、娘に合ったやり方を取り入れました。特に土日は、午前中にしっかりと勉強して、午後は気分転換できる時間を作るようにしています。
4. 復習方法の変化:自分で考え、質問する力をつける
これまで、娘が間違えた問題については一緒に「なぜ間違えたのか」を考える時間を持っていましたが、少しずつ娘自身が問題に向き合う方法に切り替えました。これにより、娘が自主的に学ぶ力をつけると同時に、私のサポートの仕方も変化しました。
4-1. 間違えた問題を娘自身が考える
以前は間違えた問題について一緒に考えていましたが、現在は娘が自分で間違いを分析し、必要であれば塾の先生に質問に行くという流れにしています。これにより、娘自身が「どこが分からなかったのか」をしっかり考え、理解を深める力を養うことができています。
4-2. 質問する力を育てる
「こんなことを質問してもいいのかな?」と最初は戸惑っていた娘も、質問することの大切さに気付き、積極的に塾の先生に質問に行くようになりました。先生から教えてもらうことで、より理解が深まり、問題を自力で解決する力が育ってきています。
4-3. 親の役割はスケジュール管理へ
娘が自分で間違いを考えるようになったことで、今まで一緒に考えていた時間を、私は学習スケジュール管理に回すことができました。これによって、より効率的に娘の勉強をサポートできるようになり、スムーズに日々の勉強を進めることができています。
5. 組み分けテストでの変化:偏差値48とクラスアップの喜び
10月の組み分けテストで、娘は偏差値48を獲得し、一つ上のクラスに上がることができました。これは、娘にとって大きな自信につながり、今後の勉強に対するモチベーションもさらに高まりました。
5-1. 自信を持つきっかけ
一番下のクラスからスタートした娘にとって、クラスが上がることは非常に励みになりました。「自分もできるんだ」という思いが芽生え、勉強に対する意欲がより強くなったようです。
5-2. ご褒美を用意
組み分けテストでの成績が上がった際には、ささやかながらご褒美を用意しました。これは、娘が次のテストでも頑張ろうと思えるような工夫の一つです。何かに成功したときに、それをちゃんと評価してあげることも、モチベーション維持には効果的だと感じました。
6. これからの課題と目標
偏差値48は大きな一歩ですが、中学受験の本番はまだまだ先です。これからも娘と一緒に、基礎をしっかり固めながら応用問題にも挑戦していきたいと思います。特に、苦手な算数の克服や、バランスの取れた学習スケジュールを今後も意識して進めていくことが重要だと感じています。
まとめ:3ヵ月で偏差値アップ!娘の成長と今後の挑戦
小5の夏期講習から始まった娘の中学受験勉強は、わずか3ヵ月で偏差値35から48へと成長する結果になりました。もちろん、これは娘が頑張った結果ですが、周りのサポートや適切な学習方法も大きな役割を果たしたと感じています。
また、復習の際に娘が自分で考え、質問する力を育てる方法に切り替えたことで、親としてのサポートの仕方も進化しました。これからも娘の成長を見守りつつ、親としてできる限りのサポートをしていきたいと思います。同じように中学受験に挑むご家庭にとって、少しでも参考になる情報を共有していけたら嬉しいです。
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