はじめに:算数の苦手問題にどう向き合うか?
娘は中学受験の勉強を進める中で、**算数の「転がる図形」**に関する問題に苦戦しています。この単元は一度理解したと思っても、時間が経つとまた間違えてしまうという難しい問題です。しかし、苦手だからといって避けるわけにはいきません。算数のように基礎から応用までつながる教科では、苦手な問題にも粘り強く取り組むことが必要です。
今回は、娘が「転がる図形問題」を克服するために行っている繰り返し学習の方法についてお話しします。
苦手な問題は、理解できたようで理解できていない?
何度も間違える「転がる図形問題」
「転がる図形問題」に対して、娘は一度解説を見て理解したつもりでも、同じ問題を再び間違えることが多々あります。これは、解き方や考え方が表面的にしか理解できていないからです。つまり、解き方の根本的な理解がまだできていないということです。
本当の理解に必要なのは「繰り返し」
こうした苦手な問題では、一度解いたからといって安心せず、繰り返し同じ問題を解き直すことがとても大切です。間違えたらまた解き直し、解説を読んだり動画を見たりして再確認。そして、同じ問題が自力で解けるかをチェックします。
「転がる図形」がイメージできず苦戦…サポート方法を工夫
転がる図形のイメージがつかめない娘
転がる図形問題では、図形がどのように動くかをイメージすることが重要ですが、娘はこのイメージがなかなかできず、かなり苦戦していました。親としては、「なんでこれがイメージできないの?」とつい責めてしまうこともありましたが、よく考えれば、想像が苦手なことを責めても仕方がないと気づきました。
解説動画と実物を使ってイメージをサポート
イメージが難しいので、まずは解説動画を活用し、図形が転がる様子を視覚的に理解する手助けをしました。また、紙で図形を模って実際に転がしてみることで、娘が図形の動きを直感的に理解できるよう工夫しました。こうすることで、娘も少しずつ「転がる」という動きのイメージをつかめるようになってきました。
繰り返し学習のプロセス
1. 解き直しと確認のステップ
娘が「転がる図形問題」に取り組むとき、まずは間違えた問題を再度解き直します。解答を見たり解説動画を見たりしながら、どの部分で間違えたのかを確認し、理解を深めるようにしています。
2. 解けたら類題に挑戦
同じ問題が自力で解けるようになったら、類題に挑戦します。似たような問題を繰り返し解くことで、問題のパターンや解き方が自然に身についていきます。ただし、類題でもつまずくことが多いので、その場合は再度解説を見直し、理解し直すことを繰り返します。
3. 親のサポート:丸付けと類題の用意
こうした繰り返し学習は非常に時間がかかり、根気も必要です。解いた問題の丸付けや、新しい類題を準備するのは親が行い、子どもが勉強に集中できるようサポートしました。娘が解くことに専念できるようにすることで、効率よく学習を進められたと思います。
塾がお休みで質問できない時の難しさ
塾の先生に質問できない期間の苦労
本来であれば、理解が難しい問題は塾の先生に質問に行かせるのですが、今回は1週間の間、塾がお休みのため質問に行けませんでした。そのため、解説動画を見たり、自分で何度も解き直したりするしかなく、余計に理解に時間がかかったのかもしれません。
親のサポートが増えた期間
塾のサポートがないときは、親としても娘の勉強をサポートする機会が増えますが、自分で解決できる力をつけるためにも、繰り返し解くことの重要性を伝え、忍耐強く取り組むようにサポートしました。
苦手問題を克服したときの喜びと自信
解けなかった問題が解けたときの達成感
こうして何度も繰り返し問題を解くことで、ある日、娘がついに転がる図形問題を自力で解けるようになった瞬間がありました。その時、娘は自分が「やればできる」ということを実感し、とても嬉しそうにしていました。
繰り返し学習の結果、自信をつけた娘
解けなかった問題が解けるようになることで、娘は「やっぱり、何度もやればできるんだ」と感じたようです。この経験が、他の苦手な問題に取り組む自信にもつながっています。親としても、努力が実を結ぶ瞬間を目にして、サポートした甲斐があったと感じるひとときでした。
まとめ:苦手克服には時間と粘り強さがカギ!
算数の苦手問題は、繰り返し解くことで必ずできるようになると実感しています。ただし、それには時間と粘り強さが必要で、親も子も我慢が求められます。子どもが苦手問題に取り組むとき、親として焦らずサポートすることが大切だと思います。
みなさんのご家庭でも、苦手な問題に対して根気よく取り組んでみてください。きっと、少しずつでも進歩が感じられるはずです!
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