中学受験は長期間にわたる挑戦であり、親子ともにモチベーションを保つのは簡単ではありません。我が家でも娘が中学受験に挑戦している中で、勉強に対するやる気が下がることが何度もありました。
そのたびにいくつかの工夫を取り入れ、娘が前向きに受験勉強を続けられるようサポートしています。今回は、私たちが実践しているモチベーション維持のための具体的な工夫をご紹介します。
1. 中学受験のモチベーションが下がる原因とは?
中学受験は長丁場のため、子どもが途中でモチベーションを失ってしまうことが多いです。我が家でも、娘が勉強に対してやる気を失いかけることがあり、その原因は以下のようなものでした。
- 勉強量の多さに圧倒される
- 苦手科目や問題に行き詰まる
- 結果が伴わない時の挫折感
- 単調な勉強が続いて飽きてしまう
こうした要因が重なり、モチベーションが下がることが何度かありましたが、その都度、様々な工夫で乗り越えてきました。
2. 我が家で実践したモチベーション維持のための工夫
2.1 小さな成功体験を積み重ねる
まず重要だと感じたのは、小さな成功体験を積み重ねることです。特に、難しい問題や苦手科目ばかりに取り組むと、やる気が失われがちです。そこで、娘にはまず簡単な問題や得意な問題から取り組ませ、解けた時に「できた!」という感覚を持たせることを心がけました。
- 具体例:算数が苦手な娘に対して、最初は基礎的な問題に集中して取り組ませました。1つ1つの問題が解けるたびに「今日はここまでできたね!」と声をかけ、小さな達成感を感じてもらうようにしています。この成功体験が積み重なると、「自分でもできるんだ!」という自信に繋がり、次の勉強にも前向きに取り組めるようになりました。
2.2 短期的な目標を設定し、ゴールを可視化する
娘はまだ志望校を決めていないため、長期的な目標ではなく、まずは短期的な目標を設定しています。たとえば、2週間ごとの塾のテストや、5週間ごとの組み分けテストを目標にして、それぞれ取るべき点数を設定し、その点数を目指して日々の勉強に取り組んでいます。
- 具体例:娘と一緒に、次のテストで「何点を目指すか」を具体的に設定します。例えば、2週間後のテストでは80点、組み分けテストでは平均点以上を目標にしています。その目標に向けて、どの分野をどのくらい勉強すべきかを考え、スケジュールを逆算して計画を立てています。
目標点数が明確になることで、勉強の「目的」が具体的になり、日々の学習に向かうモチベーションが生まれています。また、進捗を確認できるチェックリストも使い、娘自身が達成度を目で見て感じられるようにしています。
2.3 勉強とリフレッシュのバランスを取る:ポモドーロ勉強法
長時間勉強を続けると、どうしても集中力が途切れてしまうため、我が家ではポモドーロ勉強法を取り入れています。この方法を使うことで、25分間集中して勉強し、5分間の休憩を取るというサイクルを繰り返し、無理なく勉強を進められるようになりました。
- 具体的な実践方法:私が作成した勉強スケジュールに基づき、たとえば「30分間の算数のテキストを進める」といった計画を立てた場合でも、ポモドーロ法では25分間集中し、その後5分間休憩という形で取り組みます。これにより、娘も短い時間ごとに集中しやすく、リズム良く勉強を進められるようになりました。
2.4 タイマーを使って楽しく勉強する
娘が特に気に入っているのは、ポモドーロ専用のタイマーです。このタイマーを使って、勉強時間を視覚的に把握できることで、**「あと少し頑張れば休憩だ!」**というように勉強のモチベーションが高まります。また、タイマーの終了音やカウントダウン機能が楽しく、気分良く勉強を進められることも娘にとって大きなサポートとなっています。
- 具体例:25分間勉強を続ける中で、タイマーの音が鳴るたびに、「ここまでできた!」と達成感を感じられ、次のサイクルにも前向きに取り組めるようになります。
3. ご褒美や報酬制を上手に使う
モチベーションを維持するために、ご褒美や報酬制も活用しています。ただし、ご褒美はあくまでサポート的なものであり、勉強そのものに楽しさや達成感を感じてもらうことを大切にしています。
- 具体例:テストで設定した目標を達成した場合や、日々の勉強をよく頑張った時には、娘の好きなスイーツを一緒に食べたり、家族で外食に行くなどのご褒美を用意しています。ご褒美があることで、娘のモチベーションはさらに高まり、勉強の先に楽しみが待っていると感じられるようです。
4. 一緒に目標を見直す時間を持つ
モチベーションが下がっている時は、一緒に目標を振り返る時間を持つことも大事だと感じています。無理な目標設定を見直し、現実的な目標に合わせてスケジュールを調整することで、娘も再びやる気を取り戻すことができました。
まとめ
中学受験でモチベーションを維持するためには、小さな成功体験の積み重ねや、短期的な目標設定、そしてポモドーロ勉強法など、様々な工夫が効果的です。特に、娘が気に入っているタイマーを使った時間管理は、楽しく勉強に取り組むための大きな助けになっています。
親としては、子どもの気持ちに寄り添いながら、時には一緒に目標を見直し、適切にサポートしていくことが大切だと感じています。これからも工夫をしながら、娘と一緒に中学受験のゴールを目指して頑張っていきたいと思います。
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