量をこなすだけの学習では限界がくる
ここ最近、我が家では「とにかく量をこなす」勉強スタイルを続けてきました。
予習シリーズや演習問題を何周も解き、アウトプット重視を徹底してきたのです。
しかし、ふと違和感を覚えました。
それは、娘の勉強が「作業化」していると感じたからです。
- 解けない問題は何度解いてもまた解けない
- 解答を見たら「わかった」と言う
- すぐにもう一度解くが、5日後にはまた解けない
この「わかったつもり→できない→またわかったつもり」の無限ループに陥っていたのです。
そして先日の組み分けテストでも、誤答の多くが「何度も間違えてきた問題と似た問題」でした。
この結果に、親として大きなショックを受けました。
父親からの厳しい指摘と娘の涙
テスト結果を受け、父親からはこんな厳しい指摘がありました。
「中学受験を目指す姿勢が甘い。
受験を本気で考え、もっと真剣に取り組まないと確実にうまくいかない。」
この言葉を受けた娘は、泣きながら
「もう受験を辞めたい」
と訴えてきました。
勉強を頑張ってきたはずなのに結果が出ない。
自信を失い、プレッシャーで押しつぶされそうになっていたのだと思います。
今、必要なのは「立ち止まる勇気」
この状況で、私たち親がすぐに「頑張れ」と背中を押すのは違うと思いました。
だからこそ、今は受験勉強から少し距離を置くことを選びました。
- 将来、どうありたいのか
- 中学受験について、今どう思っているのか
- この先、どうしたいのか
焦らずにゆっくり考える時間を娘に持たせることにしたのです。
朝学習の時間に選んだのは「好きなこと」
今朝、娘はいつも通り朝学習のために起床しました。
でも、机に向かった娘が取り出したのは勉強道具ではなく、スケッチブック。
受験勉強のために我慢していた、大好きな「絵」を描き始めたのです。
泣きながらも、ちゃんと朝起きた。
好きなことに取り組みながら、心を少しずつ回復させようとしている。
そんな娘の姿を見て、これでいいんだと思いました。
おわりに|受験の先にある「未来」を一緒に考えたい
中学受験は、ゴールではなくスタート地点にすぎません。
今は、成績や偏差値にとらわれすぎず、娘自身が納得して歩める道を一緒に探すことが大切だと感じています。
受験を続けるのか、辞めるのか。
どちらを選んでも、親は全力でサポートする。
そんな気持ちで、これからも娘と向き合っていきたいと思います。
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