はじめに
娘の春期講習について検討した結果、今回は受講しない という決断をしました。
その理由は、現在の学習が インプット中心でアウトプットが不足している ことにあります。
- 春期講習は過去の復習がメインで、新しい学習が少ない
- 講習期間は8日間と短く、大きな効果を期待しにくい
- 今の課題は「演習不足」なのに、講習に参加するとさらにアウトプットの時間が削られる
そこで、春休みは アウトプット中心の学習 にシフトすることを決めました。
春期講習を受講しない理由
アウトプット不足が成績停滞の原因
2月以降、成績が思うように上がらない理由の一つとして、圧倒的な演習不足 を感じています。
- 学校や塾の合間に演習をしているが、量が不十分
- 週末のテスト範囲を全て復習しきれないままテストを迎えている
- 1回解いて終わりになってしまい、同じ問題を2回解く余裕がない
このまま春期講習を受講すると、インプットがさらに増え、演習に時間を割くことができません。
今必要なのは 「学んだことを定着させるためのアウトプット」 であり、講習に参加するより 演習時間を確保するほうが重要 と判断しました。
春期講習は短期間で効果が薄い
塾の春期講習のカリキュラムを確認したところ、8日間と短期間のため、大幅な成績向上は難しい と感じました。
また、春期講習は これまでの復習が中心 となり、新しい内容を学ぶわけではありません。
これまでの単元を振り返ることは大切ですが、それよりも 今必要な「演習を積むこと」 を優先すべきだと考えました。
インプット3:アウトプット7が効果的な理由
学習において、「知識を定着させるためにはアウトプットが重要」とよく言われますが、それには次のような根拠があります。
エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの研究によると、人間は学んだことを短時間で忘れる傾向があり、1日後には約67%、1週間後には約75%の情報を忘れると言われています。※ただし、これは無意味な音節を記憶した場合のデータであり、意味のある知識(受験勉強など)の場合は異なる可能性があります
しかし、適切な復習(アウトプット)をすることで、記憶の定着率は大幅に向上 します。
「テスト効果」による記憶定着
「テスト効果」とは、知識を思い出そうとする行為(アウトプット)自体が、記憶の定着に役立つ という研究結果です。
- 問題を解く=知識を引き出す作業 なので、記憶が強化される
- 「分からない」と感じた部分を再確認することで、知識の抜けを補える
つまり、 インプットするだけでは記憶は定着しづらく、アウトプットを繰り返すことで学習の定着率が向上する のです。
インプット3:アウトプット7が最適とされる理由
多くの教育研究では、「知識の定着にはアウトプットを7割以上にするのが効果的」 という結論が出ています。
- インプット中心の学習(講義を聞くだけ、教科書を読むだけ)では、知識の定着率が低い
- アウトプットを多めにすると学習効果が高まる
- 知識を「使う」ことで脳が重要だと認識し、記憶に残りやすくなる
実際に、東大生の勉強法でも「アウトプット中心」が基本 であり、問題演習を徹底することが学力向上に直結すると言われています。
今後の学習方針:インプット3割、アウトプット7割へ
中学受験前最後の春休みは、学習のバランスを「インプット3:アウトプット7」にシフト します。
- これまでの学習内容の総復習を行い、問題演習を増やす
- 1回解いた問題を「解き直す」ことを徹底し、確実に理解する
- 解いた問題の振り返りを重視し、同じミスを繰り返さないようにする
また、春休み後は 2科目受講への切り替えも視野に入れる 予定です。
塾の授業数を減らし、演習時間を確保することで、学習の質を向上させていきたいと考えています。
まとめ:春期講習に頼らず、自分に必要な学習を進める
✔ 春期講習は短期間のため、大きな効果は期待しにくい
✔ 今の課題は「アウトプット不足」なので、演習時間を優先する
✔ インプット3:アウトプット7の学習比率が、知識定着に最適とされている
✔ 春休みはアウトプット重視で学習し、必要なら春休み後に2科目受講へ切り替える
塾の講習を受けることが必ずしも正解ではなく、今の娘にとって最適な学習方法を選ぶことが重要 だと考えています。
この方針でどのような変化があるか、また報告したいと思います!
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